海底情報分析
海洋生態評価
海洋資源保護・再生
再エネ適地減少の克服に向けた浮体式波力発電の開発

概要
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて再生可能エネルギーの導入が進む一方で、太陽光や風力での発電に適した土地は年々減少し、適地の確保が課題となっている。本プロジェクトでは、再エネ適地の減少を克服するため、地球の約7割を占める広大な海のエネルギーを活用した浮体式波力発電の開発に取り組む。
技術面における強み
天候や昼夜の影響を受けにくい波エネルギーを活用することで、クリーンエネルギーの安定供給を支える。また、海底に構造物を建設しない浮体式のため、水深に関わらず導入が可能。広大な海を最大限に活用することで、再エネの導入拡大とエネルギー自給率の向上に貢献するとともに、化石燃料の偏在による地政学的リスクの軽減を目指す。
導入事例(実証実績含む)
- 提供した自治体
- 博多漁港(福岡県福岡市)
- 活用事例
- 福岡市役所や福岡市農林水産局の協力のもと、漁港課及び海上保安庁への許可申請と漁業者との調整を経て、国内でも有数の特定第三種漁港である博多漁港にて波力発電設備の実証実験を実施した。
- その他の導入事例
- その他、富山新港(富山県)や大阪南港(大阪府)にて実証実験を実施し、ボルトによる護岸への固定等、構造物の改変を必要とせず容易に設置・撤去が可能なことを確認した。また、潮汐による干満差に問題なく追従するとともに、夜間や暴風雪警報が発令された気象条件下でも、風や横波の影響を受けずに安定的に発電を継続することを確認した。
Yellow Duck株式会社
- 所 在 地 :
- 兵庫県神戸市北区上津台6丁目3番28号
- ウエブサイト:
- https://yellow-duck.jp/
- 設 立 年 :
- 2023年
- 問い合わせ先:
- [email protected] (中山 繁生)の
