海洋生態評価
環境影響評価
環境移送技術による海洋課題解決

概要
海洋などの水域生態系を、独自開発のIoTデバイス等を用いて水槽内に精密に再現する「環境移送技術」を核としたソリューションである。再現環境下での生態系の観察、分析、保全研究、環境影響評価等を通じ、生態系の保全やブルーカーボン、漁業資源の回復、環境調和型製品の開発といった課題解決に貢献するものである。
技術面における強み
水質、水流、光、生物群集などを精密に制御し、特定の水域生態系を陸上の水槽内に再現する独自の「環境移送技術」が強みである。自社開発のIoTデバイスにより約30の環境パラメータをリアルタイムで監視・制御し、安定した環境を維持する。これにより、自然界では困難な条件下での実験やデータ取得、特定の生物(例:サンゴ)の飼育・繁殖・人工産卵(時期制御含む)を可能とする。
導入事例(実証実績含む)
- 提供した自治体
- 静岡県 浜名漁業協同組合、静岡県 MaOI
- 提供したソリューションについて、業務の概要
- 環境移送技術で干潟環境を水槽に再現し、アサリ生息環境や漁場改善策(底質改善材等)の有効性・安全性を検証する実験環境を提供。現場リスクを減らし、科学的根拠に基づく資源管理策の検討に貢献する。
- その他の導入事例
- 製鉄会社と連携し、製鉄副産物(鉄鋼スラグ)を用いたサンゴ着生基質の有効性検証実験を実施。また、飲料メーカーとは、製造副産物のサンゴ白化抑制効果に関する予備実験を行った。さらに、石垣市の小学校や資産運用会社と連携し、絶滅危惧種である海草「ウミショウブ」の保全・再生活動にも取り組んでいる。企業や教育機関、研究機関との連携実績は多岐にわたる。
株式会社イノカ
- 所 在 地 :
- 東京都文京区後楽2-3-21住友不動産飯田橋ビル1F
- ウエブサイト:
- https://corp.innoqua.jp
- 設 立 年 :
- 2019年
- 問い合わせ先:
- [email protected] (勝西)
